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きれいなリビングルーム

注文住宅と建売住宅を比べた場合、どちらを選ぶか迷うことがあります。双方のメリットとデメリットを比較することで、どちらが有利かを決めるのがベターです。さらに、それに先立ち、土地を探し、資金計画をすることも必要です。建物は建て替えが可能ですが、土地は簡単に取り換えられません。資金計画がなければ、住宅取得は夢に終わります。

注文住宅の依頼先は大手のハウスメーカーを選ぶことができるメリットがあります。大手のハウスメーカーに依頼すれば、面倒な手続きは行ってくれるので、楽です。間取りが選べるのもメリットですが、コストが高くなるデメリットもあります。大手ハウスメーカーは軽量鉄骨プレハブ造が得意ですが、工務店が得意とする木造在来工法と比較して、一般に長持ちしません。注文住宅は申し込んでから完成まで時間がかかりますが、建売住宅は待つ時間が短くて済みます。注文住宅は構造や仕上げを選べるのがメリットですが、それを有効に活用するためには専門的な知識が必要です。工務店が建てる木造在来工法は汎用性のあるオープン工法として評価されています。全国どの工務店でも施工が可能なので、増改築の依頼先探しで苦労する心配はありません。

建売住宅は通常、地元のビルダーか工務店により建築されます。建売住宅は注文住宅と比較して一般的にコストが安く、入手までの手続きも簡単です。間取りを選べる自由はありませんが、標準的な間取りは使いやすいとも言えます。構造は建築基準法に適合した木造在来工法ですが、最低限の規制をクリアしただけでは耐震性が心配です。安心するためには住宅性能表示制度の耐震等級3の取得が必要です。

注文住宅も建売住宅も多くは新興住宅地に建てられます。これまで宅地でなかった土地は、必ずしも宅地に適さないことが知られています。河川が近い場合はハザードマップで水害の可能性を検討しましょう。水害に遭いやすい土地は地盤も悪く、地震にも弱いのが一般的です。ハウスメーカーはあまり土地の情報を持っていないので、不動産会社の情報も活用することが必要です。

建売住宅とローコスト住宅は価格面でそれほどの違いはありません。土地を用意してローコスト住宅で建てる場合は、変更を少なくすることが必要です。ローコスト住宅は設計の標準化による材料の大量仕入れにより価格を安くしています。自分の都合で変更してしまうと価格は上昇してしまいます。ローコスト住宅のほとんどは注文住宅です。ローコスト住宅はその特徴を知った上で選ぶことが大切です。